先日の大トーナメント「例のアレ3」で優勝したチームはTTで活動しているみなさん、チーム"TTT"でしたよね。
TTの参加メンバーは海外からの方が中心となっているようですが、国内プレイヤーとの交流にも力を入れていて、ゲーム用の翻訳ツールも作成、公開しています。
英語のセリフが雰囲気たっぷり!ぜひ一度聞いてみてください。おもしろいから!
TTで今回第2回目のトーナメントが計画されている、ということを昨年知りました。
今回ぜひ参加したい!とおもいエントリーしたwinter assaultイベントは、1500pのゲームを1日に3戦たっぷり楽しめるトーナメントです。先週の「例のアレ3」に引き続きデュカーリで参加しましたよ。
会場は横浜のレンタルスペース。13卓に素晴らしいペイントのテレインが並びます。
ルールやレギュレーションについては後で説明することにして、早速バトルレポートに行きます!
1戦目、相手はAndrew Frazierさん。グイリマンも加わったスペースマリンです。
大人数のヘルブラスター隊にセンチュリオン、ライブラリアン等の加わった強力インファントリー編成。かっちょええ~!
私は例のアレ編成に250p分ちょいちょいと加えた射撃編成
Andrewさん先攻でフアィッ!
1ターンこそ射界を遮るテレインのおかげで被害は軽微ですみ目標確保で優位に立つものの、その後センチュリオンをなんとか倒したところで戦力の大半を失っていました。
マリンはヘルブラスターとキャラクターを残して打撃力十分。逃げ切りたいところですが・・・
目標確保力もすり減らされ、最終的には(今回のゲームは6ターンまで無条件で続けて終了です)アーコン1体のみ残してほぼ全滅しました!
ポイントも14対26でほぼダブルスコアの大敗を喫しました!!
気を取り直して2戦目!相手はAndrew Watanabeさんです。
日本語がとても堪能な方で礼儀正しく、ユーモアも最高で楽しい方でした!
Andrewさんのアーミーはウルフ!フライヤーのストームウルフ、プレデターとドレッドノートを射撃の軸にして、白兵戦インファントリーで打撃力を固める編成です。
きれいにペイントされたスペースウルフ!
初ターンで自陣まで切り込まれる!
・・・しかしその後は、デュカーリからのランス射撃が決まりすぎて(Dロールで5と6が出すぎた!)フライヤー、プレデター、ラスキャノンドレッドノートは2ターン目までに沈黙。その後は距離を詰める前にポイズンを浴びてウルフには厳しい情勢になりました。
ウルフはその後全滅を喫し、結果ポイントは28-11でデュカーリの勝利となりました。
ここまでで参加者26人中自分の順位は13位。真ん中ですね。
2戦目の結果が出そろうとすぐに最終戦の組み合わせが決まります。
三戦目の相手は・・・なななんとデュカーリ!!!Philさん!
今回デュカーリで参戦してたのは私とPhilさんの2人だったので、お互いアーミーを見せ合っていろいろお話してたんですよ。まさか最終戦で当たるとは!!!
デュカーリ同士のコモラフ内での内紛!
テーブルで顔を合わせて確認したのは、編成やルールについてあまり説明する必要もなく(笑)、お互い「デュカーリを相手に戦うのは初めて」だということでした(笑)。
編成は私のロスターが射撃特化なのに対して、Philさんはコヴンデタッチも入れてグロテスクとラックで白兵力も取り入れているところです。Philさんの編成にはヴェノムがいませんね。
ゲームはPhilさん先攻でゲームスタート!
・・・と思ったら先制権奪取に成功!!
おおー!1年ぶりくらいじゃないだろうか
最終戦のミッションは目標が中央に一つあって、インファントリーが確保すると保持&移動できる、いわゆるレリック戦ですね。
序盤から機動ユニットが入り乱れての空中戦が展開されます!
Philさんのデュカーリがまたかっこいいんだこれが!
これ見てくださいよ
捕虜となった犠牲者!彼はのちに自分が殺されなかったことを呪うことになるでしょう・・・
ポイズンで首尾よくラックを序盤で討ち取りますが、撃ち漏らしたグロテスクとアーコンが目標を確保、運搬しつつPhilさんはポイントを順調に重ねていきます。3ターン終了後のポイントが9-18と倍の差をつけられてしまいました。
4ターンも得点を許しさらに点差を広げられます。しかしPhilさんの戦力がかなり少なくなったところでこちらは4機のヴェノム、2機のラベイジャー、フライヤーと、ブラスター含むウォリアー部隊いくつか、・・・十分な火力を残存していました。
そして5ターン!なんと、相手のフライヤーを残し相手の全戦力を殲滅することに成功しました!
フライヤーのみ残った場合は「全滅」と同じ扱いになるということで、全滅確定です!
が、このルールの面白いところは(チャプターアプルーブド2018で適用になった)、全滅しても得点は保持されたままゲームは続行されるというところです。
トーナメントルールで、相手が全滅した場合は、自軍側が達成可能なユニットがある限りすべてのミッション目標を獲得できるとなっていました。
慎重にカウントしてみると・・・・6ターン終了時点で自軍側の得点は21ポイント!
Philさんの4ターン時点での得点が・・・・なんと22ポイント!!!
1ポイント差で敗北!
ああー惜しかった!
しかしこれはホントアツイ戦いになりました!
いつの間にかテーブルの周りを観戦する人が取り囲んで盛り上がってました。
負けはしましたが私にとってデュカーリ相手に戦局を終始圧倒できたのはいいゲームでしたし、Philさんも劣勢の中で最大限のポイントを得るために最大のゲーミングをしての勝利でした!
お互いいいゲームだった!と健闘をたたえ合って最終戦を終えました。
最終的に私は26人中15位。1勝2敗プレイヤーの中で上位になったのは最終戦のポイントが高かったからです。
いやー!!ホントに楽しいトーナメントでした!
一日通して感じたのは、このイベントの運営のすばらしさ。すごく念入りに事前準備されていたことでした。
今回テーブルは13卓設置されており、テレイン(どれもきれいにペイントされていてすごかった!)の配置や扱いが丁寧に説明されていました。
すごいでしょこのテレインガイド。これは13卓全然異なるフィールド全部に解説されてるんです。
閉会式で、参加者のブライアンさんから、テレインのすばらしさと運営について感謝を表するスピーチがあり温かい拍手がわき上がりました。
今回のトーナメントルールやランキング方法はITC(Independent Tournament Circuit)で標準化されているレギュレーションを参考に作成されています。
ITCは、プレイヤーがウォーハンマーのゲーム会で獲得するポイントを登録しランキングするシステムで、北米を中心に世界中で開催されているウォーハンマーのゲーム会が、ひと月に何十とエントリーしています。
ITCのトーナメントで活用されているBest Coast Pairingというアプリケーションがあって、事前のロスター登録、当日の組み合わせやランキング情報など、運営にとってもプレイヤーにとっても便利なものなんです。
対戦結果も手元のスマホでリアルタイムに見ることができるし、次のゲームの対戦相手が決まったところでそのページから相手のロスターを即座に見ることができます。便利!
レギュレーションやミッションはあらかじめ公開されていて、はじめ見たときは少し驚きました。ゲームで勝利ポイントを獲得できる方法が実に多いのです。
たとえば1ゲーム目のミッションでのポイントは・・・
・プレイヤーターン毎に
目標を1つでも確保していたら1点
相手のユニットを1ユニットでも倒していたら1点
戦場を4分割した全部の部分に自軍ユニットが1つ以上存在したら1点
5つ以上の目標範囲に自ユニットがいた場合(確保していても争っている状態(contest)でも)1点
・バトルラウンドごとに
相手より多くの目標確保していたら1点
そのバトルラウンド中に倒したユニット数が相手より多かったら1点
・その他
1バトルラウンド目に相手のユニットを倒したら1点(ファーストストライク:後攻プレイヤーでも同じチャンスがあります)
ウォーロードキルで1点
敵戦線突破
最終バトルラウンドでユニット倒したら1点(ラスト・ストライク)
ゲーム終了時に確保している目標ごとにさらに1点ずつ追加
いろいろあるのは面白いのだけれど、これだけ多種多様にわたるポイントをカウントするのは大変だな~と思っていたのですが・・・。実際は全然そんなことなかったのです。
あらかじめミッション得点をカウントするためのわかりやすいチェックシートが全員に配布されていて、各ターン終了後にプレイヤーが相互に確認できるようになっているんですよ。
スタッフメンバー(TTTのデビッドさんも)が会場を常時まわっているので、わからないことがあればすぐに解決してくれます。
会場では他にペイントコンテストが開かれていたり、あと「アチーブメント」ポイントも面白い取り組みだと思いました。「アチーブメント」とは、1日のゲームを通して何かを達成したら1ポイントずつ加算される課題リストのようなもので、例えば、
・出目1を振り直してさらに1を出す(笑)
・20体以上のユニットを1ターンで全滅させる
・先制権奪取に成功する
・フルペイントアーミーで参戦
・バナナですべる:5"の突撃を失敗する(笑)
などなど。
私は20項目中10項目を達成しましたよ。
今回のイベントに参加していろいろと初めて知ることばかりでした。今回このような世界の先端に触れて、なるほどよくできてるなーと感心しました。
少し残念だったのが、今回日本人プレイヤーの参加が少なく私だけだったことです。
当日まで私もちょっと緊張していたのですが振り返ってみれば全然そんな必要はなく、というのも、実はプレイヤーのおそらく半分くらいの方は日本語がとても堪能なのです。
日本語のできるスタッフの皆さんがサポートしてくれますし、そもそもTT参加プレイヤーの皆さんはみんなとてもフレンドリーで楽しい方ばかりです!みなさん、ぜひ次回、春のイベントに参加してみませんか?!